1985年公開の映画
『愛と哀しみの果て』
(私のコレクションDVDより撮りました)
1937年に出版された
アイザック・ディネーセンの”アフリカの日々”を
カート・リュードックが脚本に。
(カレン・ブリクセンの半生を描いた作品です)
1913年 資産家で婚期を過ぎた
令嬢カレン・ディネーセンが
ブロア男爵に”便宜上の結婚”を申し入れる・・・
ここからが、始まりの物語です。
アフリカに移住し、酪農を始めます。
(ブロア男爵だが、資産は多くは無かったのです)
フラミンゴが生息する湖
第一次世界大戦前後の時代、英国領東
アフリカが舞台
大草原の中を列車が走る
広い敷地に使用人数人から迎えられ
生活が始まります。
カレンとブロアの結婚生活は、
ブロアの浮気癖があり1年以上経て
冷めた生活の上に、ブロアから感染し
梅毒にかかってしまい、一時帰国。
治療して再びアフリカに戻ってきます。
その後は別居となって行く。
カレンは子供への教育と医療に力を入れ
アフリカの土地を愛し、使用人からの
信頼も厚く農場管理へも、力を注いでゆく。
学習する子供達 ↑
当時東アフリカは植民地(主に英国領)で
英国人が中心のクラブがあり、カレンは大勢の
友人と交流をし、コール、デニスと親しくなり
親交を深めていきます。
そのような時に、コーヒー栽培の納屋が火事になり、
様々な不幸が重なってゆく中、
デニスとカレン
二人は親交を深めて行き、同居する事になります。
ガイドのデニス所有のヒコーキで遊覧
デニスはカレンをアフリカの
大草原の旅に誘う
しかし、元々アフリカで自由に生活をしてきたデニスと
結婚生活の考え方が違い・・・
デニスはカレンの家を出て行きます。
経済的にも工場の火災で
打撃を受けたカレンは帰国を決め、
家財の処分をし、使用人が困らないように
手厚い始末をして家の処分を致します。
飛び立って行ったデニス↓ 家財道具を処分↓
家を去る前日、デニスはカレンとの暮らしが
自分に影響を与えた、と告白をします。
そして、数日後に飛行から戻ったら、
デンマークへ旅立つカレンを
モンバサ(帰国への出発点)まで送って行く、と約束するが・・・
飛行機事故で亡くなります。
別れをし、デンマークへと旅立つカレン。
英国領アフリカが植民地ケニアと
なっていく間の事でした。
帰国直後に寄ったクラブの中、
紳士しか入れなかったラウンジで
敬意を受けるカレンでした。
しかし”再びアフリカを訪れる事は無かった”
登場人物
(1)役名 コール(デニスの親しい友人)
マイケル・キッチン
(英国の俳優、プロデューサー)
→NHKの「刑事フォイル」で渋いキッチンを観ました
(2)役名 カレン(デンマークの資産家の娘)
メリル・ストリープ
(米国の俳優)
→数々のアカデミー賞、"プラダを着た悪魔"など
(3)役名 デニス(大型ハンター、ガイドの仕事)
ロバート・レッドフォード
(米国の俳優、監督、プロデューサー)