2021年5月15日土曜日

奈良の般若寺、興福寺〜”阿修羅のごとく”


近鉄奈良駅近くの小鹿


京都駅、近鉄駅から特急で30分
近鉄奈良駅へ

平城京跡の広々とした都大路
大極殿、朱雀大路を眺めつつ
旧都跡の中を通って奈良駅に着くのが
とっても楽しい。


早速迎えてくれるのが、この小鹿。
駅から興福寺への境内へはすぐなので、
うろうろしているのです、、、


いつも、興福寺に近く、
観光バス乗り場からも近いホテルを利用しています。



【般若寺】

近鉄奈良駅からバスで10分


飛鳥時代に創建
別称、コスモス寺の名で知られる
西門の桜門は日本最古で国宝。


飛鳥時代、創建され平城京の鬼門と
鎮護する寺となり、
本尊は文殊菩薩

飛鳥時代のお寺の役割は
病気、祈祷、薬草を作ったり・・・等と
”仏教伝来に関する本”に記されていました。



ちょっとタイムスリップするような
そんな風情を想わせるお寺です。
コスモスは自然にまかせ、お寺を
囲んでいました。



【興福寺】
国宝”五重塔”

藤原氏の氏寺

730年に光明皇后によって建てられ、
焼失が繰り返され現在の五重塔は
1426年に再建、国宝に指定されています。


コロナ感染前の10月初でした。

↑写真は、塔影能が始まる前の様子です。
始まって写真は撮れませんので、その前に〜

能、狂言は
本尊が祀られている東金堂への奉納です。

能、狂言、全ての行事が終わると
ライトアップの五重塔が美しく見える中、街へ戻ります。

それから食事をとるのですが、
ホテルの隣の食事処で大体済ませ、ホテルへ。

終わって、銭湯へ行った事もありました。
(奈良は、京都と違った楽しさがあります)




【国宝館の阿修羅像】


私が10代の頃、学校から近い場所に
茶道の先生のお宅がありました。
学校から直接先生のお宅の茶室に
お稽古で通っていたのです。

茶室の壁にこの阿修羅の写真が掛けられていて、
先生のお話で、"妹がとても好きな仏像"と、
仰っておられました。

1979年〜1980年のNHKのテレビドラマ
『阿修羅のごとく』
独特のドラの音色と、共に始まり・・・
向田邦子さんの脚本で、とても楽しみでした。


この仏像が"三面六臂(さんめんろっぴ)"で
3つの顔と6本のを持ち、
古代インド仏教において"戦の神"とされております。
しかし荒ぶる形相は無く、
微妙な心の揺らぎを見せるその表情、
作者不詳で分かりませんが・・・

眉を寄せ、祈ってじっと
 何を見つめているのでしょう.....




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