2021年5月28日金曜日

私も壊れました!義母の介護...

年をとって行く事って・・・

"経験を重ねる"とか、

"人は丸くなり角がとれる"とか、

高齢になっていく人に

敬愛をこめた言葉ともとれるのですが、、、


実際は身体が衰えると

人の思考も、人それぞれ大きく違いますよね...


でも

確実に壊れて行くのが現実と

実感させられました。


そして、介護する側の負担があまりにも大きく、

身内であれば更に責任感に縛られて

両方が壊れてしまいます。


義母が胆管癌の手術をしたのが92歳。


既におむつを使用、食事、お風呂、着替えなど
徐々に私の負担が増えていたので、
夫は手術ではなく、
病院の手当で治療をお願いしたのですが、、
病院からは手術を勧められ選択はできませんでした。


術後の食事、水分量の他、、
家での介護に加え義母の世話はあまりにも
私の負担が大きくなったのです。



「私は、何でも自分で出来るけど、
あんたがしてくれるからしてもらうの」

おむつを取り替えているときや
の爪を切るときも・・・そう義母は言いました。

家事や、夫の世話もしていた頃の自分が
心の中にはあるのですね。
(もう、義母はこわれていたのです。。。)


介護から数年で私は包丁すら持てなくなり
台所に立つと手が震え、夜、寝ても息苦しく
殆ど眠れない状態が続きました。


子供は育児で苦労しますが、
成長で答えと喜びと希望があります。

介護は逆です。
一生懸命すればするほど、自分の首をしめてしまう
そんな錯覚に落ちてしまいます。。。

体調が悪く近所の病院で診てもらいながら
待合室、診察室で涙があふれて・・・


家に帰る前に、
先生が「直ぐに介護施設のケアマネージャーさんに
事情を話してきなさい!」
と言われました。


すぐに受け入れの準備をしてくれて、
施設に義母を一年近く入所...
最後は脳梗塞で入院後
96歳で亡くなりました。



今、医療崩壊で厳しい現実です。

ご家族が、身内の方が、
お世話をされているかもしれません。
どうかご自分が病気にならないように・・・
と心から思います。





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