昭和初めの炭鉱です。
夫の伯父は炭鉱で働いていました。
私が伯父様にお会いしたのは二度で、
最初は私達の結婚式でした。
それから、
九州へ帰省の時、義母と一緒に出かけ
駅でご挨拶をし、
短歌『アララギ派の会』の方々と旅行の
帰りらしく義母も久々で、
簡単な挨拶で終わったのです。
義母は義理の兄嫁とは合わないらしく
綺麗好きな義母は、兄の家に
行って兄嫁は『だらしが無い』と
ぶつぶつ、不満を言っていました。
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義母との同居がきっかけで、九州から
持ってきた書籍の中にあった
『昭和萬葉集・昭和元年〜五年』
伯父の短歌が何首かあるのですが
最初に、読んだ時にどの歌も心に残り、
辛い時は私の励みにもなって
若い時でしたから、
涙が溢れるほど心に、沁みました。