2021年6月7日月曜日

ツタンカーメンの謎??

                 
考古学者 ハワード・カーター
によって1922年に王家の谷の中
王墓を発見、17年間の調査でした。

盗掘が全く無かったかは不明ですが、
"王墓は殆ど荒らされては無かった"と、
カーターが発見時に至る本で、
"世紀の大発見"と興奮した様子を
とても面白く読みました。


ツタンカーメン

紀元前1356年〜古代エジブト文明最盛期

9歳で即位し、18歳で死亡
(これも大きな謎...病死?又は暗殺)


『黄金のマスク』

写真は一部分NHKの画像を使わせていただきました



全て黄金だった副葬品
鷲のネックレス



発見時、雑然と
積み上げてあった副葬品

王の使っていたチャリオット
(車輪の付いた乗り物)

王の椅子等が積み上げられていた道具は、全て黄金!!


黄金のベッド     玉 座 



ツタンカーメンの棺は3重で黄金によって
作られた逗子で守られ、
更に棺も黄金で、ロシアのマトリョーシカ人形のように、
幾重にも作られていました。


棺に施された七宝?のような
豪華な棺の紋様

↑             ↑
   イシス女神が    スカラベ、(糞転がし)が
フアラオの守護神     太陽を支えている


 ちょうどこの時代はオリエント諸国の興亡期。

エジプトはトトメス3世の時代シリア、ヌピアへ遠征
(領域最大期を迎えていたようです)

ヌピアは最も”金”が採掘され
黄金がこの王墓に多く使われ
マスクも重ねられ、一つは純金でした。

壁画に残されていますが、
ヌピア人が労役に就いていたようです。



『黄金のサンダルと指サック』
 
  



王の葬儀で使われた・什器、役人
の模型を船型に乗せた副葬品


〜死後の世界に、黄金がこんなに使われた理由


 ◆ 永遠の象徴であり、神々が光り輝いているから、
神に近づく、来世への復活再生。

  ◆ エジプト人は沈んだ太陽がまた登って光輝くように
人も再生されると信じていた。

・・・と説明がされています。


紀元前1300〜1400年の工芸技術、デザインですが、

現代にも通用する芸術品!と思ってしまいます。

(決して黄金が、素晴らしいとは思いませんが)

古代の謎はロマンなのかもしれませんね。


随分前の話でごめんなさい。

映画で『クレオパトラ』を観たのですが、

時代考証は確かな資料の元に制作され、

決して”映画”の為に、では無いように思います。

その時代に文化、芸術が既に繁栄されていたのですね。

日本はまだ縄文時代、石器、狩猟の時代でしたね・・・




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