2021年6月25日金曜日

『飛鳥Ⅱ』、ふしぎな友人?と船旅でした。


友人も色々でしたが...
最も不思議な出会いでした。


それは、国立能楽堂に一人でお能を
観に通った時期のこと。

たまたま、隣に座っていた方から、
お能が終わって突然、
あなたとお話がしたいと声をかけられたのです。
(勿論、女性・笑)

場所が能楽堂でしたから、ホールでお話をしました。
お能の事を知りたいから、友達になりましょう、、、
えっ、お友達??

守衛さんから促されるまでそこで話をして、
彼女のマンションに誘われたのは
 数日後でした。(携帯の番号を交換しましたから)

とっても豪華でセキュリティも
万全のマンションでした。
私より少し若い方でしたが、不幸な事に
  両親・兄弟、姉妹を無くし一人暮らしでした。

    
飛鳥Ⅱ  横浜港
https://tabicoffret.com/article/76359/index.html

能楽の事と、思って伺ったのですが、
友人らしい旅仲間の事、親類の事、
 自分の事を話したかった・・・?
そのように、感じながら聴いていました。

大凡の彼女の環境を知る事が出来、
その後コンサートにも誘われ食事をし、
気に入ったお店を紹介したいから...と、
横浜元町には数回行きました。


数ヶ月後、一緒に行く予定の旅仲間が
『飛鳥II』の3日間の旅に行けなくなったから
一緒にどう?と誘われました。

全く予想外でしたが、
夫から"船旅は慣れた人と一緒が良い"との
アドバイスがあって、短い船旅へ


横浜港出港です。

デッキでは華やかに、シャンパン、楽器の演奏と
共に、テープが投げられて出港しました。

部屋はツイン、バルコニーがあって
お茶も出来ました。


夕食までの時間は、自由にお茶をしたり、
ちょっとした手作り品遊びみたいな、
講習会があって、参加し
豪華なホテルがそのまま海の上を
進んでいるようでしたね。

夕食、フレンチのコース




夕食後は大ホールでのビンゴ大会、
劇場でミュージカルを観たり、
後はインストラクターのエスコートでダンス!

そしてお夜食のお蕎麦をいただいたりと、
どこでも自由に過ごして
スタフは始終ニコニコとサービス満点で、
一人で椅子に座っていると、何か飲み物は?等
とっても贅沢な1日でした。


神戸での宿泊は『オリエンタルホテル』↓


神戸の『ルミナリエ』
(昨年、今年も中止ですね) 

とっても華やかでした。

募金の活動で学生さんが沢山連なって
活動に参加されていて、
この日、雨も降っていたのです。
(あの震災から、幾年月...)

こんなに素敵なルミナリエを楽しませて頂くと、
つい、いくつかの箱に募金を
したくなってしまいます。

・・・そんな想い出のルミナリエでした。


神戸から京都へ、竹林、南禅寺前で
湯豆腐料理、お寺をいくつか拝観して
新幹線で東京、又 新横浜へと
3日間の旅は終わりました。


その後、
私は一度、彼女とは大違いの私の住んでいる
この集合住宅に、私の地味な生活を
見てもらいたいと、昼食に招いたことがありましたが、
それからも、変わらず毎週のように電話が入って
絵画を見に行ったりお茶会など・・・

一度は都内のお茶会を楽しみました。
それは大茶会で、私が若い頃、
千宗室(15代、若宗匠の時)が九州の
小倉城で催された大茶会を思い出し、
久々に楽しめました。

彼女は徐々に自分のペースに私を誘うようになり、
最後はウィーンのニューイヤーコンサートに
是非一緒に行って欲しい、その理由は
着物姿でニューイヤーコンサートを
観たい、聴きたい、楽しみたい
 その為、私に着物を着せてもらいたいとの
理由でした。

私はこれ以上はお付き合いは出来ないと思い、
お断りの理由を、箇条書きにして送りました(苦笑)


飛鳥Ⅱに乗船して僅かな旅でしたが
楽しめたのも彼女のお陰です。

色々な友達がいます。
相手からすると、私もちょっと変と思われているかも
しれませんね。いえ、思われているでしょう(笑)

人は一人、一人、大きく違う〜と
確か大江健三郎の文章の中にありました。






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