教育大卒業、実習を経て最初に私達の
クラス担当になったS先生は、
小学6年生の時でした。
お兄さんの様に慕われた先生でした。
下宿先に良く数人と遊びに
行っていました。
先生は、男子、女子共に区別無くそして
港町でしたから、海外の生徒も一緒
でした。今思うと生徒の将来
への希望でしょうか、、色々な事を
試して、授業に取り入れていました。
先生は、全員に最近の出来事でも、何でも
いいから、真似では無く自分の言葉で、
お話を書いてみなさい・・と
宿題をだされました。
私と仲良しだった”さっちゃん”だけが
先生のテーマに添った、文章でした。
全員の前で読み、
『自分の正直な気持ちを文章にしている、
この事がとっても大切』
多分そのように先生が
説明されたと、思います。
『正直な気持ちを文章に』
この言葉だけは、
気持ちに残っています。
九州へは台風が通る『道』のように
6月〜9月まで多かった時期がありました。
激しい災害が起こったのです。
私の家は坂の上でしたが
少し降りると、”さっちゃん”の家がありました。
家の前が川のようになって
タンス他の物が流れ、多分床上まで
泥水に浸かったのです。
S先生は台風で災害に遭った生徒の
家にも数軒お見舞いに伺ったそうです。
そして後日、この様な災害は数百年後
『山から、大蛇がでて人や家を飲み込み
古事記の話しはこの様な事が元で
書かれている、』と古事記研究者の
先生が聴くと?問題!と
言われるかもしれません(苦笑)
でも、その時は『あ、そういう事』
と納得したのです・・・
卒業後も、先生のお宅へ数人で押しかけて
行っていました...
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