2022年4月21日木曜日

『お母さんの預金通帳、見せて』と言われた隣人の事




この藤棚の周り、幾つものプランターが
置かれ、季節の花が美しく咲いています。
家から、レンガの歩道を通って150m
小さな広場を洋品店、理髪店、歯医者さん
スーパーマーケット、
管理事務所、接骨院、が囲むように
建っています。


8日間、
腰痛のリハビリを休んでいたので
早速、今日行って来ました。
相変わらず患者さんは多く、1時間
椅子に座っていると
リハビリが終わったご近所のFさん、
白い手袋をしている私の手に気付いて
どうでした?と。
簡単に説明すると「ところで、
Aさんの奥様にご挨拶したけど、
私の事分からないらしいの」と。
「ここのところ殆ど会う事も無いので、
こんな時(コロナ禍)だから、ちょっと、
忘れてしまうって事もあるのかしら・・・」
とお返事して終わりました。
(本当は、少し厳しい状況ですとは  
言えなかったのです)

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Aさんの奥様の事
・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が、42歳の時、貴金属店に勤めて
まもなくAさんの奥様が
突然来店されて、私、宝石とっても好き
なのよ、と仰って良く来店され、
都内の展示会にもお誘いをしました。


展示会をとっても気に入って下さった
のです・・当然宝石の展示会ですから
送迎、観劇、料亭へとお客様への
サービスは様々な趣向でされました。

偶々、学校の先生だったBさんと
同席になって、Aさんの奥様と
Bさんは展示会友達になって行きました。

展示会に行くのをこんなに楽しみ、
そんなに宝石が好きだったの?と驚く程でした。

私が退社と同時に、お店へは足が
向かないわと仰って、趣味は
海外旅行になり、お友達が出来て
楽しくて、、と話していました。
毎月、世界遺産巡りの旅を楽しんで
いたのです。
昨年、ご主人が病気入院、その後施設に
入られ有料老人ホーム入所でした。
お金がかかって子供達が
それぞれ、半分ずつ負担してくれて
いるのよ、と話すAさん
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
惨めにならない程度の預金??
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ある時、娘から『預金通帳をみせて』
と言われたのよ、友人からは通帳を
『簡単に子供に見せてはダメよ』と
言われたそうです。

以前、遺産が入って旅行が行けて、
両親に感謝と、楽しそうに話していた
Aさん84歳。
つい、数ヶ月前まで、私より余程
元気だったのですが、認知症の初期
と、ご家族の話です。
人事ではなく、私自身が自分の事 
で精一杯、Aさんは近くに子供さん
がいらっしゃるのが、救われます。
ご近所さん同士
 お互いの距離感で・見守りつつです。




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