赤花ノイバラ
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これまでの人生で、想定外の事、No.１は、
家族、親戚、皆予想できなかった
ショックな出来事でした。
１９６４年秋
当時、静岡で仕事をしていたお義父さんは
元気でテニスをするスポーツマンの方。
私達の結婚式が１０月で、式の２週間後、
お義父さんは脳血栓で危篤状態となり、
面会謝絶、九州から親族が呼ばれ
最後にと、、待合室で涙でした。
ところが、命は助かったのです。
でも、身体は半身不随になり、
言葉は話せず、その時５５歳でした。
（あの元気なお義父さんが！倒れる！と思いました）
スポーツをされていたから、良かったのです。
当時夫の弟は中学生、妹は高校生で、
夫とは１０歳以上歳下の弟妹。
半身不随の夫の看護と子供達を育てる、
義母の苦労は計り知れないものでした。
それからが、
『いばらの道の始まりでした』
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この半年前に、時計を戻します。
北九州 門司港駅
１９６４年春
明治生まれの私の父は、北九州門司港で
船の仕事に就き、戦前戦後
海運界が良い時代に生きた人でした。
当時運輸関係の仕事をする、外船代理店会社が
港に各社有りました。
新しく代理店業務の会社の為に
責任者が着任し、Kさん（夫）は
一年の出向業務で赴任でした。
幸か不幸か独身者はKさんと私だけ。
一年の任期が終わって、Kさんは横浜へ戻り、
その後は文通が始まりました。
その後、Kさんからの結婚の申し出に
父は
『日本は海に囲まれ、海運界は
益々発展して行く』と、、
私達の結婚も生活の心配は無い？
との理由もあって決まりましたが
父の海運界安泰は甘かったようです。
振り返ってみると、
誤算は多々ありました（笑）
続きはまた、（２）でお伝えしたいと思います。
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